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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

でばる

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でばる

出張る。辞書にもあり「出張する」という意味の方言形と記載されてる。

それ以外にも遠州というかうちらのごく近辺では「でしゃばる」の短縮形というニュアンスの使い方もされていて二通りの意味合いを兼ね備えている。この使い方はあまり綺麗な使い方で無い(感謝されていない)ことは確かであろうて。(ごく一部であろうからこの使い方を方言とするには非常に無理があるかもしれないが一応記載した。)

要するに普段(普通)いないとこにやってくるということで
いい意味でも悪い意味にでも使われるということ。

例文1

「さっきぃがんこ客ん大声だいてたけど。なによーあれ。」

  (さっきお客が物凄く大きな声出してたけど。あれなにがあったの。)

「あれねえ。まからんもんであだけただよ。」

  (あれはねえ。まけないもんだからごね捲くってたんだ。)

「で、どうしたよお。」

   (それでどうやって決着ついたの?)

「課長でばってくれて文句はねかやいてくれた。」

  (課長が出てくれて文句はねのけてくれた。)

例文2

「こないだの催しどうだったよお。」

  (この間の催しはどうだった?)

「部長でばって仕切り捲くってた。」

   (部長がでしゃばって仕切り捲くってたよ。)

「そりゃそりゃご苦労なこって。さぞやりづらかったらあ。」

  (それは大変だったねえ。さぞややりづらかっただろう。)

「当然じゃん。やりいい訳ないらあ。でも○○君が『部長普段準備にも出んだに今日に限って来るなんてどうしたよを』って社長のいるまんまえでゆったもんで痛快だったにい。」

  当然だろ。やり易い訳ないだろ。でもね、○○君がさ『部長普段準備には出ないのに今日に限って来るなんてどうしたんですか?』って社長のいる前で言ったから痛快だったよ。)

例文音声はこちら

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