遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
遠州弁的言い回し
見れん・見れれん・見れれれん
どれも実在する。最後のなんかは冗談みたいだし言いにくいが。
始めに書いときますが、いつにも増してぐじゃぐじゃです。あしからず。
先ず「見れん」。
「見れない」。解釈としては「ない」が撥音便化して「ん」になったもの。「ない」というよりも「ぬ」とした方がホントはスッキリくるのであるが。
次に「見れれん」。
「見られない」。直訳となると「見られられない」といったものとなろうか。「見られん」と同じであろうか。「ら」が「れ」になってると考えると多少は納得出来るかも。
で「見れれれん」。
ニュアンスで訳すと「見たいんだけど見ることがどうにも出来得ない」と言っている。
直訳となるとこれは骨が折れる。いくつかパターンが思い浮かんでどれが相応しいのかよく分からない。
1.「ら」抜きなので「ら」を足すという案。となるとどこに足せばいいのか悩む。
「見られられれない」とすると「られれない」って共通語であるのか?と疑問が残る。
じゃあ「見られられられない」とすればいいのかとなると「られ」ひとつ余分じゃね?と思える。
2.「ら」は「れ」に変わっているのでそれを元に戻すという案。となるとどれを戻せばいいのか苦しむ。
「見られれん」と一個戻すというのがすっきりした感じであるが
「見れられん」という手もあるかなとも思える。
3.「ら」を足すべきところは足して「れ」を「ら」に戻すべきところは戻すという案。
これはもうめんどくさいのでパス。
とにかく意思に反して見れないと言ってるのが「見れれれん」である。
すると「見られられない」か「見れれられぬ」って感じだろうか。「見られられれぬ」かもしれないし正直なところ「ら」をどこに入れるかよく分かっていないで書いてる。
これも「ら」が「れ」になっていて「見られれん」という形であろうか。
4、「見られられ得ぬ」。「見られ」+「られ」+「れ得ぬ」
変形しない元の形はなんじゃらほいと勘繰ってみると
「見れん」→「見れぬ」。「見れ」+「ぬ」
「見れれん」→「見れれぬ」。「見れ」+「れぬ」
「見れれれん」→「見れれられぬ」。「見れ」+「れ」(られ)+「れぬ」
・・・・・・・・って
ああもう頭爆ぜた。結論、よう分からん。どれも合ってる気がしない。
とにかく、屁理屈はともかく「見れれれん」という言い方は遠州弁に存在するのである。
「見れれれれん」はあるかというと、ありそうだが・・・もっと説明できんのでパス2。