遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「けっからかす」(蹴っ飛ばす)・「けっからかしゃあ」(蹴れば)
効能としてはただ「蹴る」というよりも「勢いよく」というニュアンスが加味されるところにある。
例文 バイクのエンジンが掛からないでキックしまくってる人とそこを通り掛かった知り合いとの会話。二人とも整備は素人。押し掛けは嫌い。セル無しのバイク。
「どうしたでぇ。」
(どうした?)
「いやの、さっきからキックしとるだけど全然エンジン掛からんだよ。」
(いやあ、さっきからキックしてるんだけど全然エンジンが掛からないんだ。)
「そんなもんけっからかしゃあ掛かるらぁ。かしょお。」
(そんなもの蹴っ飛ばせば掛かるんじゃないの?代わりにやろうか。)
「やっ、馬鹿野郎蹴ったらぶっさぐるぞ。けっからかしゃあ直るっていつん時代だぁ。」
(おい、バカたれ蹴ったら怒るぞ!蹴れば直るなんていつの時代だよ。)
「そんななあ、けっからかいたぐらいで壊れるくらいやごいならこけた時どうせるだぁ。」
(そんなねえ、蹴ったくらいで壊れるようなボロいなら転んだら大変じゃないか。)
「そういう問題じゃありもしんに。永く乗るだで大事にせるの。」
(そういう問題じゃないの、永く乗りたいから大事にしたいの。)
「バッテリー死んじゃいん?」
(バッテリーが駄目なんじゃないの?)
「死んでたってキックなら直だもん、関係ない。」
(キックなら直接プラグに電気がいくから、バッテリーは関係ない。)
「ヒューズとんでやせん?」
(ヒューズとんでない?)
「ウィンカーつくもん。」
(ウィンカーは点くよ。)
「じゃやっぱ必死こいてキックせるだの。ま、がんばりない。」
(それじゃあ頑張ってキック始動するしかないね。それじゃ頑張ってね。)
例文音声はこちら
オートバイのことを「ポンポン」と呼ぶ世代はもう殆どいない。私の周辺では、大・中型バイクは単車、50ccのスクーターは原チャリ、50cc~90ccのバイクは原付、最近出始めた大型スクーターはまだ名が無くおっきいスクーターと呼ばれている。若かりし頃の時代はカワサキに乗る事は変人扱いされて、「カワサキは部品注文しても1ヶ月は平気でかかる。」というデマすら流れていて、ホンダ・ヤマハ・スズキのいずれかを選択しないと非市民扱いされた。当時、ヤマハは古くなると雨に弱く(電気系)スズキは当たり外れがあるのとすぐ錆びるとかの理由で優等生なホンダに乗る奴が多かったが、私は偏屈だった(今も)ので、雨の日にキックすると暴発して皆の注目を浴びたヤマハか、新車なのにセルオンリー車のエンジンが掛かりにくくて修理に出したらセルの部品が焼けていたとか錆び取り剤がしょっちゅう目に入って維持が大変なスズキばかりで、ホンダには一度も乗っていない。昔の話なので今はそう言うことはないのでお間違いなく。
使い方は
「今日なんで来たの?」「単車で来た。」
「荷物は?」「大丈夫、原チャリに篭ついてるで。」