遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「舞う」。どうみてもな共通語ではあるが遠州弁においてはどちらかといえば「舞い散る・舞い上がる」という使い方でよく使われる。
「埃んまうで水撒きない」(埃が舞うから水を撒きなさいな)
「舞を舞う」みたいな優雅な意味使いはしてないような気がする。こういう場合普通は「踊る」を選択する事が多く「まう」に関してはほとんどが迷惑だと思える事に対して使われているような気がする。
混同しやすい言葉であろう関西方面の「しまう」の略形であろう「まう」という言い方は、遠州では例外はあろうが基本しない。名古屋辺りでは使われているようで(素人なのでこれでいいのか定かではないが)
「窓開けりゃあすとまってまうでだちかんて」(窓を開けたら舞ってしまうから駄目だって)
とかいう使い方をするのであろうか。
例文
「おいちょっとを。黒板消し教室ん中ではたかんでやあ。粉んまうじゃん。」
「だって窓開けりゃ寒いじゃん。」
「あんたねえ。そっちゃ黒板消しけっこくなるかもしれんがこっちゃまった粉拭かんとかんくなるだにい。迷惑なこんしてると思わんだけえ。」
(あのねえそっちは黒板消し綺麗になるからいいのかもしれないけどこっちはその舞った粉を拭かなくちゃいけなくなるんだよ。人の迷惑ってものを考えないの?)
「だってさぶいじゃん。風邪ひかす気けえ。」
「なにゆってるよを、馬鹿は風邪引きもしん。」
「誰ん馬鹿だあ。」
「あんたに決まってるじゃん。」
例文音声はこちら