遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「だら」と「だらあ」は違う。
単純に「そうだろ」・「そうでしょ」(そうだら)と「そうなんだろ」・「そうなんでしょう」(そうだらあ)といった言い切りと予測みたいな違いだけでない。語尾が上がるとまたニュアンスが変わってくる。
「だら」の以前は「づら」がよく使われていた。同じように「づら」と「づらあ」の使い分けというのが存在してた。
例文
「こんど暑いだにおめえあんまし汗かいちゃいんじゃん。そうゆう人なの?」
(この暑いのに君はあまり汗かいてないねえ。そういう体質なの?)
「おめえがかきすぎなだけだらあ。」
(君が掻き過ぎなんだよ。)
「なんでこんな違うだいね。」
(どうしてこんなに差があるんだろ。)
「暑いつってひゃあひゃあ言いながらばかばかいらんけにがんこ水呑むもんだでだあだあに汗だらだらんなるだらあ。」
(暑いからってぶつくさ言いながらこれでもかというくらい余分に水を呑むから汗が大量に吹き出るんだよ。)
「はあシャツべっしょり汗べっとりでえ。あれ、あそこんさあ見てみいや子供がプールで遊んでるにい。涼しそっ。わしもこのまんまプールばしゃんと入りて~。」
(もうシャツが汗でびっしょりでべとべとしてる。おや?あそこ見てみなよ。子供がプールで遊んでらあ。涼しそうだなあ。俺もこのまんまプールに飛び込みたい。)
「話し替えるなっつうに。まあそおゆうこたああれでえ、ほんだったらなんしょあれでえあと半年我慢しないそうすりゃだんれもプール使っちゃいんでおもいきっさ使えるにい。」
(話しそらすなって言うの。でもまあそういう事だったらあれだよもう半年我慢すればいいよ。そうすれば誰もプール使ってないから気兼ねなしに入れるよ。)
「今すぐっちゅうわけにゃいかんだかや。」
(今直ぐって訳にはいかないかな。)
「まあ、それすりゃあ警察エアコン効いてるかもだで、とんまさって精神両面ひゃっこくなれるだらなあ。」
(まあ、そんなことしたら警察エアコン効いてるかもしれないから、捕まって心身ともに冷え冷えとなれるだろうなあ。)
例文音声はこちら