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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

「こ」と「ばか」の違い

遠州弁のニュアンスが共通語と一緒なのか異なるのかは定かでないが少なくともこういうニュアンスで使っているという事で記載。尚、「ど」や「がんこ」・「うんと」まで含むとややこしくなるので今回は省く。

例えば、近くの子供がいつもはしゃぎまわっている。それに対して

「こうるさい」という事になれば、本心は苛立ちを含んでいるが対外的にはお行儀よく和を乱すことなくその親や子供に対して平常を装って接する事が可能な状態と読める。こういった場合普通は「こうるさいでいやんなっちゃう」と続くパターンか一般的か。他には「参るやあ」・「勘弁して欲しいわあ」とかがあろうか。

「ばかうるさい」という事になれば、対外的にも言わずにはおれないところまで苛立ちが来ており出くわしたら一言「ホント迷惑してるだにい」くらいな事をつい言ってしまいそうな状態になっていると読める。実際言うか言わないかはその人の資質によるが。こういう場合には「ばかうるさくてやっきりこく」という流れが考えられる。他には「怒れる」・「どあたまくる」とかいうのもあるか。

次に、例えばお邪魔した家の様子を見て

「こぎれいにしてるじゃん」という事になれば、細かいところまで行き届いてるねという旨を言っていることになる。つまり多少なりとも褒めているということ。

「ばかきれいにしてるじゃん」という事になれば、自分が入って汚したりしたらなんか言われそうでちょっとなあというやり過ぎじゃない?という気持ちがそこはかとなくある感じになる。つまり左程褒めてはいないということ。もちろん汚かったのに頑張って予想外に綺麗にしたねという見直したよといった使い方もあるにはある。

例えば今度はちょっと趣旨を変えて「馬鹿にするんじゃないよ」という時

「こばかにすんじゃねえよ」と言えば、上から目線するなとかいったせせら嗤われてるかのような種類の馬鹿にされたことへのムッとした反応となる。

「ばかにすんじゃねえよ」と言えば、見くびるんじゃないよ過小評価するなとかいった無能・戦力外・期待されてない事への見てやがれとした反応となる。

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