遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
「堪忍袋の緒が切れるぞ」という警告。であるがもうこの時点で怒りを露にしているものでる。まあこのあと「あだける」なり「どたける」なりの行動を起こすぞという通告ではあるが。
「しまい」というのは「最後」・「終わり」という意味で
「しまいにしまい」(終わりにしよう)
とかいう使い方と同じである。「しまい」は広範囲で使われるものであり特に遠州弁という事でもないのだが
「しまいにゃおこるにい」となると遠州弁っぽくなるものである。
「ほんとおこるにい」との違いはよくわからず多分五十歩百歩な言い回しだと思える。「いい加減おこるにい」というのとも大した違いがあるのだろうか不明である。
例文
「おおこれ前から欲しかっただあ。買うでねえ。」
(おおこれは!前から欲しかったんだよ。買うからね。)
「・・・・。」
「ええっ!これいいじゃん便利じゃん。これも買わすか。」
(うわなんだよ!これいいじゃないか便利じゃないか。これも買おうかな。)
「ちょっとを・・・・。」
「ん~こっちんのも捨てがたいなあ。どっちんいいと思う?」
「あんたそんなも買ってどうするよを。使いもしんに。」
「ありゃ便利じゃん。今使わんくたって使うかもしれんじゃんか。」
(あれば便利だろう。今使わなくともいつか使うかもしれないじゃないか。)
「使うもんだけ買いなよ。そんなお金ある訳じゃないだでねえ。」
「あれなにい!新製品出たじゃん。買い替えすかやあ。」
(うわあなんだよ!新製品が出たじゃないか。これに買い替えようかな。)
「もうあんたねえしまいにゃ怒るにい。いい加減にしてやあ。」