遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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小さい頃の記憶。祖母や母親にこう言われると頭を守るという条件反射が働く言葉。
「ぶつ」は「打つ」の強調形として辞書にも記載されている共通語。これに「にい」がつくと遠州弁っぽいよなあと思って記載。共通語だと「もうぶつよっ」であろうか。
以前の記事で「ぶっさぐられる」を書いたがそれの別解釈。(もちろんこれも憶測で根拠なし。)
「ぶっさぐる」という表現が遠州弁にあるが、「打ち据える」が変形してこういう表現になったのか直訳の意味通りの「ぶんなぐる」の変形なのか。又は「打つ」とかではなく「ぶっとび」・「ぶっ放す」みたいな勢いの強さを表す意味使いの「ぶつ」+「さぐり」という構成なのか。ちなみに「さぐり」がどういう意味かと問われると?。近い言葉で「さくり」(しゃっくり)というのが古語辞典に載っていてしゃっくりという意味以外にもひっくひっくみたいな「しゃくりあげて激しく泣くさま」というものもあり、「ぶっさぐる」行為が泣かせるくらいぶつという解釈であれば「さくる」が変形して「さぐる」になったんかいなとも思えてくる。無論当然だが想像であって正解ではないのであしからず。でも前記事で「さぐる」=「下げる」ではないかと想像したよりかはそれらしく感じるけど気のせいか。
実用として子供に親がするのは「ぶつ」のであって「ぶっさぐる」という表現をしないのは言うこときかせるためで泣かせるためにぶつのではないからかなとも思える。でも恋人とか後輩とかの相手には「ぶっさぐる」使うからいまいち説得力には欠けるが。焼きいれる感じである事は間違いない「ぶっさぐる」という言葉であろう。
「ぶっさ」+「ぐる」の可能性があるかというと「ぶっさげる」とか「ぶっさがる」みたいな表現はないので多分「ぶつ」+「さぐる」なんだろうなと。「ぶっさぐらす」とか「ぶっさぐって」とかはあるから。
ここでの「もう」は「はあ」(すでに)とかの「もう」ではなく「本当にもう」とかの「もう」である。
例文
「も~ ホントゆうこときかんだで。もう!ぶつにい!」
(もう~言うこと聞かないんだから。ぶつよっ。)
「ぶたんだっていいじゃん。」
(ぶたなくたっていいでしょ。)
「ならおとなしくゆうこと聞くだ?」
(それなら大人しく言うこと聞けるの?)
「だってえ・・・・」
「もう~はっきりしん。だで いや。」
(も~はっきりしないんだから。やんなっちゃう。)