遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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*遠州弁で日常の出来事を書く。もちろん遠州弁は話し言葉なので誰かに伝える(言う)ような書き方となる。
金ん無くなったもんでやあ。局おろせえ行っただよお。ほいたらどこぞのあんちゃあががんこ長いこんATMえぜくってて開きゃあせんくて、やあっと時間喰って待たされただよお。
ホントなにせえきただか知らんがなんしょ後ろで待っててど怒れたやあ。
*共通語訳
財布の中が乏しくなってきたので郵便局に貯金下ろしにいったんだ。そうしたら見知らぬお兄さんが物凄く長い時間ATM操作していてね。なかなか順番が回ってこなくて随分と待たされてしまったよ。
何をしてたのかは分からないけれどとにかく後ろで待っててイライラしたよ。
例文音声はこちら
*遊びついでになんちゃって古い日本語で(もちろんええ頃加減)
懐具合寂しくなりたるが故郵便局にて預金下ろさんとす。我が順番目前にて我が前の利用者たる見知らぬ青年長きに亘り自動預金支払機使用したり。意に反して待ち時間費やさすその長々と機械占有せしむ手際の悪さに憤慨す。
*調子こいて文学調で
何に使ったのかすら記憶が無いにも関わらずいつのまにか財布の中が寒くなっていた。補充するが心の安心(温もり)を得る事とばかりになにはともあれそそくさと郵便局へと向かう。普段めんどくさがりな癖に煙草と飯と財布の温度の事にだけはこまめな自分でありそれを恥じる気持ちは毛頭ない。
郵便局にはそれほど通い馴れている訳ではないのだが大まかな所要時間はそれなりに頭の中で算段を立てることは出来る。いつも通りの並びの列でこれはいつもの所要時間で済むだろうと判断する。二人三人とスムーズに列が捌けて行き、さて次の次が私の順番となった。そそくさと済ませれるようにと通帳出したりと些細な準備をして次を待った。
私の前は当然ではあるが見知らぬ青年。歳は20代か。薄青いワイシャツをズボンの中にしまわず尻尾出して纏いズボンは当たり前のGパン姿。小奇麗でも不精でもなく髪も長くもなく坊主でもなく。まあ普通の青年であろう。彼が取り出したのは通帳ではなくカード。ATMの機械が「いらっしゃませ」と挨拶する。じろじろ見るのも失礼だという感性は私にもあるので他に目線をやって暫し待つ。色んなポスター等の掲示物を読むでもなく眺める。
もう済んだかと思い目を前に向けると、「いらっしゃいませ」と機械が又青年に向かって挨拶してる。なんだかなあと思いつつも再び遠くに目をやる。
もう一度暫くして流石にもういいだろうと踏んで前を向く。するとまたまた「いらっしゃいませ」という挨拶が聞こえてくる。お前は宮○アニメか。新作出る度何度テレビ放映すれば気が済むんだとおかしないちゃもんをつけたくさえなってきた。今度ばかりはなにやってんだという気が湧いてきているので正視して青年の手順を伺った。操作方法が分からなくてやり直しばっかしてるようなどんくさい奴ならむかつくぞという面持ちで視た。多少イライラオーラを送りつつ視てるとその情念が伝わったのかようやく財布から金を出し始めた。どうやら払い込みを所望しているらしい。だが札や小銭の入れる場所が不如意らしく右往左往してるのが見て取れる。
駄目だこりゃ次いってみよう。ってな具合になればちゃんちゃんで済むのだがこれは現実。不幸は重なるもので別の一台は故障の張り紙がしてある。痺れを切らしたのか日本語が読めないのか後ろで順番待ちしていた女性が故障中の機械の方にと向かう。こんな訳の分からん行動を取らせる原因を作った青年はいっさい後ろを振り向かず操作に没頭していて後ろの苛立ちには気づいていないときたもんだ。
結局何回機械は青年に「いらっしゃいませ」という無機質な挨拶をしたのだろうか。数えるのもあほらしくなるくらいその声を聞いた。下がる(諦める)訳でもなく係り員呼ぶこともなくとにもかくにも彼は払い込みを終えた。やれば出来るじゃないかという気にはとてもなれない。
待っていて疲れた。そして怒れた。外人さんやおじいおばあならともかくどう見ても税金たんと払って日本を支えよ若者よといった風の普通人間がなにしてんだと怒れた。でもホントはそいつの事がというのではなく、ほんの5分もあれば済むだろうと思ったのが20分もかかってしまって自分の思い通りに事が進まないことに怒れた。ただそれだけ。最近は日が暮れるに早い。夕暮れ時に郵便局に入り用を済ませて郵便局を出たらすっかり暗くなっていた。なんだかなあ。
「ぎゃーつく言われる」 激しく注意される状態の場合が多い。
「ひゃあひゃあ言われる」 感情的にきつく言われる状態の場合が多い。
「ぎゃんぎゃん言われる」 ぎゃーつくとひゃあひゃあが入り混じった状態の場合が多い。
「ねちねち言われる」 重箱の隅をつつくようにねちっこく言われる状態の場合が多い。
「とやかく言われる」 いちいち意見を言われる状態の場合が多い。
「ぐずぐず言われる」 納得してない奴があわよくば的な時に言われる状態が多い。
「うだうだ言われる」 やり方が納得してないような時に言われる状態の場合が多い。
「なんしょ言われる」 なにやっても言われる状態。
「ぶつくさ言われる」 愚痴を言われてる状態。
「じくじく言われる」 小声で聞こえるか聞こえないかの大きさで愚痴を言われる状態の場合が多い。
「ぶちぶち言われる」 露骨に厭味を言われてる状態の場合が多い。
「きゃんきゃん言われる」 小型犬の泣き声のような五月蝿さで言われる状態。
「馬鹿言われる」 凄く言われる状態。
「えらい言われる」 同上。
「がんこ言われる」 量を多く(膨らませて)言われる状態。「がんこな言われよう・ずいぶんな言われよう」という言い方もある。
「えらく言われる」 同上。
「きっちし言われる」 はっきりと言われる。
「あとで説教」 ひとまず落ち着いたらきつく言う。
「だあだあに言われる」 これでもかといくらい際限なく言われる。
「ばかばか言われる」 同上。
「こらしょと言われる」 ほぼ同上。
「ちくっと言われる」 蜂の一刺しっぽく言われる状態の場合が多い。
「ちいと言われる」 少し(ちょっと)言われる。
「なあなあに言われる」 馴れ合い(どうでもよく)で言われる。
「をたこかれる」 冗談言われる。
「けちょんけちょんに言われた」 立つ瀬が無いくらい言われる状態。
「ふんぞりかあって言われた」 エラそうな態度で言われた。
「とんじゃかなしに言われる」 お構い無しに言われる。
「白目剥いて言われる」 怒って(三白眼で)言われる状態。
「ちゃっと言われた」 直ぐ言われた。
「やいのやいの言われる」 せっつかされて(口うるさく)言われる状態。
「見もせんと言われる」 見もしないで言われる。
「ここぞとばかりに言われる」 チャンス到来と言わんばかりに言われる。
「あじゃあじゃ言ってた」意味(理解)不明なこと言ってた
他にも色々とあろうが思い出したらその都度書き足していくということで。
語尾に付く言葉。軽い命令形のニュアンスだそうな。遠州弁だと意味は違うが「だら・だに・だもんで」みたいなものか。遠州でも湖西地域で使われているらしくサイトによっては特異な遠州弁として紹介されているところもあった。
しかしながらそれなりに自分長く息してるが使ってる人に出会った記憶が全く無かった。
でもついに「食べりん」(食べなよ)という人に出くわした。その人は豊橋の人だった。実際聞くと異様さは感じられなかったが、これはおそらく時代劇とかで聞き覚えのある「食べりんさい」・「食べさりんしゃった」とかいう言い方に近いからなんだろうなと思えなくもない。でもやっぱ自分は使わないわ。
自分なりの結論。こりゃ三河弁だら。立地的に豊橋と湖西は地続きだもんで人の行き来で入ってきただらあ。遠州弁たあ呼べんにい。
訳すと、自論なれど「りん」なる言葉三河弁の可能性高くしてこれ遠州弁というにあたわず。
ちなみに遠州弁で「食べなよ」は「食いない」・「食わんだけえ」とかを使う。
「りん」の使い方知らないので例文は書けませんのであしからず。
問題 食べると口に匂いが残る野菜は?
答え 「白菜」=「歯臭い」
生き物と呼ぶかかどうか微妙だが
問題 直ぐ値段を聞きたがる海の生き物は?
答え 「いくら」=「いくら?」
このオヤジギャグを遠州弁として通用するためには
問題 食べたそばから匂いが気になる野菜は?
答え 「白菜」=「はあ臭い」(もうすでに臭い)
問題 予想で答える海の生き物は?
答え 「いくら」=「行くら」(行くだろ)
以下超苦し紛れで内容が無いよう。なんちって。
問題 沢山は食べれないものは?
答え 「白煙」=「「はあ食えん」
問題 武器としても使える野菜は?
答え 「ごぼう」=「ごんぼう」(棍棒の一種と言い張る苦しい洒落)
問題 幾ら待っても来ない野菜は?
答え 「大根」=「でゃーこん」(でゃー来ん→感嘆詞+来ん)共通語に訳すと「うわー来ない」
問題 律儀な食べ物は?
答え 「たくあん」=「おこうこう」(御孝行)
問題 無くて何が悪いと開き直られるところは?
答え 「アラスカ」=「あらすか」(ある訳ないだろ)
問題 ボケても突っ込んでくれる人は誰もいないのかと溜め息が出るところは?
答え 「インカ」=「いんか」(いないか)
問題 ボケても突っ込んでくれる人がいなくてつい嘆いてしまうとことは?
答え 「オランダ」=「おらんだ」(いないんだ)
「すこんく」一矢報いることなく完敗・得点を競うゲームとかで一点も取れず負ける様。
辞書ではそう書いてあった。英語だそうな。なんだ方言とかじゃないんだと。しかも使い方間違ってたし。
浜松はオートレース・競艇それにパチンコとお上が公認の勝負事に勤しめる場所には恵まれているところである。そういうとこでその日の収支がえらくマイナスな時に「今日はすこんくでえ」とかいう使い方を大人がしていたような記憶がある。
私の親は理想の反面教師でしてまさに「すこんく人生」一直線だった。なので私は上記の賭け事にはああはなりたくないと誓い無事手を染めることなく生きてこれた。
話が脱線したが、「すこんく」という言葉は共通語の「おけら」に近い響きだと認識していたのだが共通語の意味はそういう使い方じゃなかったんだあとつい最近気づいた。まあ大した違いがあった訳じゃないけど。とにかく途中で勝とうが何しようが最終レースが終わってみれば財布が空っけつのことを「すこんく」だと。でも全部負け(全敗)のことだったんだなあと。
まあ死語に近い印象はあり、昔の大人が使ってただけで今もこの言葉が使われているのかはそういう場に出入りしていないので不明。