遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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開かない・開きゃしないという意味。「開かん」というのは共通語的表現であろうが遠州弁では古い日本語的表現の「あからん」ほうが一般的である。「あかん」の場合のみで「ひらかん」とかでは「ひらからん」などとは使わない。ちなみに「あかん」なら空かん・開かんどちらでも「あからん」という表現を使う。
開けられないは「開けれん」という表現が多く使われる。「開からん」と「開けれん」違いは「開からん」のほうが開けたいのに開かなくてくやしいといった感情が強いニュアンスになる場合がある。
例文
「いんやあ参った。蓋ん馬鹿堅くきせてあっててちいとも開からんやあ。」
(いやあ参った。蓋が物凄く固く締まっていて全然開かないよ。)
「かしてみっせー。わしんやってみるで。」
(貸してみなよ私がやってみるから。)
「がんこだにい。」
(凄く固いよ。)
「まかしょう。こう見えても結構握力あるだで。」
(まかせなさいって。こう見えても結構握力あるんだから。)
「ほい。・・・・・おい開きもしんにい。」
(って・・・・ちょっと・・開かないじゃないか。)
「今日はたまたま調子悪いだよ。」
「いつもだらあ。どうせあけれれんならはよ返せやあ。」
(今日だけじゃないんだろ?結局開けられないならもう返して。)
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