遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
味覚の甘いは「あんまい」というが、人にあまいとかいった甘いは「あまい」であって「あんまい」は普通使わない。
「あまい」の強調形で感覚としては「あまい」よりも「あんまい」の方が甘味がきついという印象を受ける。したがって「あんまい」は甘さ加減に感激してるか甘すぎるかのどちらかという使い方が主なので「少し甘いかな」というのを「ちっとあまいかや」とは言うが「ちっとあんまいにい」とは普通言わないものである。
同じ強調形の「ど」や「馬鹿」を使う場合物「どあんまい」とはあまり言わず「馬鹿あんまい」はあるというか良く使われる印象がある。
例文
「ほいちょっと味見して?どう?あまい?からい?丁度?」
「どれ?ん~あんまいかやあ。」
「じゃあまあちっと砂糖足すかねえ。」
「ちょっとまちい。塩の間違いじゃないのけ?」
「あれえ嫌だだやあ、冗談に決まってるじゃんかあ。洒落ん効かんねえ。」
「ならええけどやあ。食う方の身にもなってみてやあ。洒落んならんらあ。」
「ちいと間違えただけじゃん。」
「やっ馬鹿っつら。マジだっただ?勘弁しとくりょ。」
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