遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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行きなし(行かずに・行かないで)といった意味使いの言葉もあるが、「いきなり」が訛るとこうなる場合がある。なので「いきなしいきなし」(いきなり行かないで)という表現も実在する。
悪ノリするならば「いきなしいきしなしいきなしいきれる」(いきなり息をせずに行かないで息苦しい)という言葉遊びが出来る。
「り」が「し」に変わるのは語呂が合うと云うか言葉のリズムを整えるためと想像される。意味・ニュアンスに変化があるわけではない。
例文1
「いきなしなにょこくだあ。」
(いきなり何を言うんだ。)
「いきなしたあなんでえ。きんのう言ったら?聞いてん方悪いらあ。」
(いきなりとはなんだ。昨日言っただろう。聞いてない方が悪いんだよ。)
例文2
「きんのうまで500円だっただに今日んなったらいきなし550円になっとった。随分だと思わん?」
(昨日まで500円だったのに今日になったらいきなり550円になってた。随分な話だと思わない?)
「周知やりなしいきなしだかいねえ。そんだったら随分な話しだの。」
(お知らせなしでいきなりしたのかねえ。それだったら確かに随分な話だね。)
「だらあ。貧乏人にはつらい話しだらあ?」
(でしょう?貧乏人には酷な話しでしょ。)
「だけどいきなしいきなし確認すりゃあよかったじゃんか。」
(だけどいきなり行かずに確認してからにすればよかったのに。)
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