遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
むかつくとかむっとするとか怒ってるんだぞと状況を伝える言葉。
ただし、深刻な怒りの表現ではなく、冷やかされたりお笑いの用語でいうところの「いじられた」時に反応して言い返す言葉としての一面もあるので直訳するよりも「プンプン」と言う方がニュアンス的に近い使い方もある。強調形の「ど怒れる・ばか怒れる」だと「ムカムカ」というニュアンスに近くなる。
マジで怒ってる時だと「あったーきた」(頭にきた)・「むかつくう」が良く使われる。これの強調はもちろん「どあたーきた・馬鹿あたあきた」・「どむかつく・馬鹿むかつく」」である。「むかっぱらんたつ」(腹立つ)という表現もある。キレる状態は「あだけた」を使うことが多い。
「だらあ、ど怒れるらあ?」
(でしょう?すごくむかつくでしょ?)
「う~ど怒れるう。そうくるう。」
(え~い癪に障る。そうきたか。)
怒れるより強めの場合は怒れる(いかれる)を使う集落もあるし、怒れた(おこれた)とする集落もある。
「だらあ、だもんで ばか いかれた(おこれた) だよ。」
(でしょう、だから物凄くむかついたんだ。)
「はあ どおこれた。そんなこん せるだか。」
(もう辛抱ならん。そんなことするのか。)
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