遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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黄色という意味。まあ、普通「黄色」は「きい」と言うので「きいな」で使うことはまずないが。
「黄色い」だと「きいない」・「黄色く」だと「きいなく」という風になる。
「黄色の」は「きいないの」・「黄色で」は「きいなで」と言う。
「黄」=「きい」・「黄色」=「きいない」ということも考えられる。
まあこの屁理屈だと「黄色く」は「きいないく」で「黄色い」は「きいないい」でないといけないのだが
それを言いやすいように略された表現であろうと言い訳がたつものである。
「きい」は「黄」だと分かるが「な」って何?という説明は分らないので出来ない。ちなみに「な」が付く色の表現は「黄色」しかない。
ちなみに「黄な粉」を遠州では「きいなこ」と言ってることはなく「黄な粉」は「きなこ」である。
「黄色い色してる車」を「黄色な色してる車」という風に共通語では使うことがあるのだろうか。遠州ではある。
「きいなな色してる車」といったように。
例文1
「手ぇみかん喰い過ぎできいなくなっちゃたよ。」
「ばかばか喰うもんでえ。なくなりゃせんだで焦って喰わんだっていいじゃん。」
「ついついなあテレビとか見てると口ん寂しいもんでえの。」
「だからっつって煙草吸わせやせんでねえ。」
例文2
「信号きいなかったけど急いでたもんでとんじゃかなく入ったらやあ。パトカーにとんまさった。」
(信号黄色になってたけど急いでたから構わず進入したら、パトカーに捕まった。)
「いくらしたよを。」
(反則金いくらしたの?)
「がんこ。懲りちゃうやあ。」
(そりゃもうたっぷり。参っちゃうよ。)
注、「懲りちゃう」と言っているがついていないと思ってるだけで特に反省してるわけではない。
例文音声はこちら