遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「くたくた」は疲れた様を表わしているものであり
「くたんくたん」はくたびれた様を表わしている。もしくはしおれた様。
ただししおれるというと花などがイメージされるのだが植物のみに使われるのではない。あくまでその物の見た目が貧弱に映るというものである。
例えば道具を長い間使っていてくたびれた状態であることを「はあくたんくたんになってる」(もう随分とくたびれてる)と言う。
「くたびれた背広」なら「くたんくたんな背広」
身も蓋もない事を言ってしまえば「くたくた」に「ん」が付いて「くたんくたん」となったといえるのかもしれない。意味的にはそうであろう。
ただ遠州弁において「くたくた」と「くたんくたん」とでは受けるニュアンスが違う。
「くたんくたん」には長い時間の末にというような勢いの劣化を表わすものであり他の言葉に言い換えるなら「年季の入った」といった趣がある。
「くたくた」は使用が激しいという勢いで消耗を表わすものである。
従って激務の果てのつぶやきで
「はあどえらいくたくたやあ」と発すれば疲労困憊を訴えているものであり
「はあどえらいくたんくたんやあ」と発すれば疲労蓄積を訴えているものである。
なので「くたくた」になってる人に「ちっと休みない」というのは労わりの効果があるが「くたんくたん」になってる人に「ちっと休みない」といっても労わりという効果はほとんどない。
例文
「久しぶりに釣りでも行かすかな。どうよ、行かん?」
「行くはいいけど、道具長い事仕舞いっ放しだら。はあくたんくたんになっちゃいんけえ。」
「みばあくたんくたんでもいいやつ買っただでそんなやごかないらあ。使うに問題ない筈だでいいらあ。」
(見てくれはくたびれててもお高い品買ったんだからそんな簡単に駄目になったりなんかしないだろう。使うには問題ない筈だから大丈夫だよ。)
「ま、どっちみち大物なんか釣れんで大丈夫だろうけど。」
「ゆってくれるじゃん。」
例文音声はこちら