遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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きれい・きれいにと言う意味であるが、美しいと言う意味の綺麗ではなく、整頓されてる・汚れていないとかの綺麗をさす。
当然ではあろうが「結構いい」の略されたものではない。
「あれえ、野郎の独り暮らしだでこぎたなくしてるかと思やあ、けっこくしてるじゃん。」
(おやあ、男の独り暮らしだから散らかし放題にしてるのかと思いきや、結構きれいにしてるじゃないの。)
「この車中古にしちゃあけっこいじゃん。」
(この車中古の割にはピカピカじゃない。)
「晴れの舞台だでけっこくしんとね。」
(晴れの舞台だから綺麗に飾らないとね。)
人に向けると、基は良くないみたいに思われてるんだと解釈されるので衣装とかアクセサリーなどに使うのが無難。人に対して使うときには
「けっこい手え汚いちゃかんで手袋しな。」
(きれいな手が汚れないように手袋しなよ。)
というようなきれいか汚れるかというような意味で使うのが普通。
例文音声はこちら
「あんたの顔けっこくない。」などとは決して使わぬように(使って使えないことはないけど)。こういう場合は「あんた顔汚れてるにい」が妥当であろう。