遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「どうせすか」(どうしようか)
「ころせすか」(殺せる訳無いだろう)
「やらせすか」(やらせないよ)
「こうせすか」(こうしようよ)
「せすか」の意味はこうであると一概に決め付けられない。不思議に変化する言葉である。そもそも全てが同じ言葉なのかさえよく理解出来ていない。
おおまかに分類すれば、打ち消しの言葉と意思を表わす言葉の二種類であろうか。
変形というか遠州弁では「せ」と「し」が混在してどちらでも同じ意味になり使い方は個人の好き好きというのがあるが、「しすか」というと例の場合「どうしすか」・「こうしすか」は存在するが「ころしすか」・「やらしすか」という表現は存在しない。
例文
「通れやせんじゃん。どうせすかねえ。思い切って植わっとる木ぃぶっこ抜かすか?」
(通れないよどうしよう。思い切って植えてある木を抜いちゃおうか。)
「やあ馬鹿っつらあ。そんなこんやらせすかぁやあ。後どうしてくれるでえ。」
(なに言ってんだよ。そんなことやらせないぞ。後のこと考えてるのか。)
「じゃどうするよを。」
「別ん通れるとこ探しまい。」
「めっからんかったらぶっこぬかすだ?」
「なんで抜くことしか考えんだあ。」
例文音声はこちら