遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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この記事につきましてはいつもより増して根拠の薄いものである事を予めご了承下さい。
「せんびく」
「間引く」・「差し引く」とかいう意味。使い方によっては「話し半分」という意味でも使われることがある。
「せん」は剪定するの「剪」を使うのではないかと思われる取捨選択という意味だという解釈が一案。
もうひとつは「線引く」。線で仕切る・境界線を設けるみたいな意味で鵜呑みにしないみたいな使い方に変化したというのがもう一案。ちなみに「せんびきして聞かないと」とかいう使い方はあまり遠州では聞かず「せんびいてきかんとを」とか「真に受けちゃかんにい」とかになるのではと。
*注 ちなみにこの言葉は辞書にも古語辞典にも様々な遠州弁の紹介解説HP・ブログにもとどこにも記載されていないので、存在の根拠がなく私の思い込みによる間違いもしくは勝手な想像上の造語かもしれない可能性がありますので、正しいことを述べていると断言は出来ませんのでご了承下さい。
つまりせんびいて読んでねということです。出自は私の不確かな記憶のよるものだけなのでホント確かかどうか自信ありません。誤りだったらごめんなさい。
例文
「きんのう会場いっただに中止んなってたんでがっくしやあ。」
(昨日会場に行ったのに中止になっててがっくりきたよ。)
「雨だあだあだっただもんで普通中止だって分かるらあ。」
(雨どしゃ降りだったんだから常識からして中止って分かるだろうに。)
「ふんだだこんゆったって、あいつう槍ん降ってもやるだにい とか おとつい ぬかしてた もんで やるだかいやあと思って。やってていかんだったら馬鹿みちゃうでやあ。」
(そんなこと言ったって、あいつが一昨日何があろうがやるもんだよって言ってたからそういうものなのかと思ってさあ。やってて行かなかったら損しちゃうだろ。)
「そんなのふかしだって。あいつんゆうことまるさら信じてちゃかんて。せんびいて聞かんとを。」
(そんなの嘘だって。あいつの言うこと話し半分で聞かないと。いちいち真に受けてたら駄目だって。)
「こりちゃうやあ。」
(参っちゃうよなあ。)
例文音声はこちら