遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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拍子木とかを続けて打つ音、「ちょん」とほぼ同じ?これは共通語での意味。辞書に記載されてる意味だが遠州ではこういう意味合いでは使われていない。
遠州弁だとイーブンイーブンという意味。プラマイゼロ・どっちも同じ・どっこいどっこいということであろうか。
ただし「どっこいどっこい」のように「どっちでも同じだから(変わらない)から」というニュアンスは比較的薄く、「なんとか帳面合わせた」みたいな印象が強くなる。
「あいこ」という意味でもあるので、共通語だと「とんとん」ということになると思われる。なんで「と」が「ちょ」になるのかは定かではないが、別の考えとしては遠州弁の「ちょん」というのが「きりのいい」とか「ちょうどのところ」とかいう意味を持つ使い方もあるのでそれが互いに「ちょん」になるということで「ちょんちょん」=「同じにした」という表現になったとも考えられるが説得力に乏しいのが無念。
それでも「とんとん」だと結果そうなったみたいな勢いになるが「ちょんちょん」だとそうなるようにしたみたいな勢いの違いは存在する。
他の意味使い(ちょんちょん歩きとか)もあるらしいのだが、私的にはこういう使い方しかしていない。
例文
「きんのうの休みなにしてたよを。」
(昨日の休みは何してたの?)
「パッチーいっとった。」
(パチンコに行ってた。)
「どうだったでえ。」
「結局ちょんちょんだの。くたびれ損だあれ。」
(まあ結局は勝ち負けとんとんかな。くたびれ損だったよ。)
「ほんたあけちょんけちょんじゃなかっただけえ?」
(ホントは負けっぱなしなんじゃなかったの?)
「そんなとこ見栄張るかあ普通。張らんらあ。」
「わからんよを。おっかさに損こいたとかいったらもう行っちゃかんつわれるもんでかもしれんじゃん。」
(いやあどうかな?嫁さんに損したとかいったらもう行くなって言われるかもしれないから黙ってんじゃないの?)
「ホントだってえ嘘じゃないって。勘弁してやあ。」
例文音声はこちら