遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「ふやかす」は共通語。ただし遠州弁での意味は二通りあって、ふやける(ふくらむ)と増やすという意味がある。もっとも見た目がどちらも増えるということでは大した違いではないのだが。
遠州弁では「増やそうとする」という意思がこもった意味でも使われる。なので「増やかさんとす」が縮んで「増やかす」になったと云う解釈の方が判り易いかもしれない。ただし物の言いようの例えとしてなのでこの論法が正しい訳ではないので悪しからず。よりまともな考えは「す」=「する」であろうが。
イントネーションに違いは無く、前後の繋がりから違いを判断する技術を要する。
例文
「水ん入れてふやかしときゃええだって。」
(お水に入れてふやけさせとけばいいんだってば。)
例文2
「あいつのパチンコ貯金。ふやかすっつって増えた試しありもしんに。」
(あいつがやってるパチンコ貯金。増やすぞって言ってる割には増えたことないじゃないか。)
「貯まってるなあパチンコ屋の方だっつう話しじゃん。」
「そんだったら納得だの。」
例文音声はこちら