遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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そんなことある筈ないだろうと言う意味。
「そんだだこん」(そんなことが)の「そ」が「ふ」に変化している。
「あらす」という表現が非常に特徴的でもある。「あらず」ではないところが味噌。
どこぞの方言(多分名古屋)で「何を言ってるんだ。」を「なにゆうとらす。」という「らす」と同一とも思われる。
例文
「今日もまた早く帰るだか?残業もしんで。マイホームパパさんわ。」
(今日も残業もしないでマイホームパパさんは定時で帰るのかい。)
「ふんだだこんあらすかあ。家じゃ邪魔者扱いでえ。」
(そんなことはないよ。家じゃあ邪魔者扱いされてるもの。)
「じゃなんでいつもちゃっちゃと帰るだ?仕事うっちゃって。」
(なら、どうしていつも仕事途中で切り上げてとっとと帰るんだ?)
「こんぞうの塾の送り迎えしんとおっかさにどんじかられるもんで。しょんねえだよ。」
(息子の塾への送り迎えしないと女房にこっぴどく叱られるものだから。しょうがないんだよ。)
「そういうのも含めてマイホームパパさんっつうだ。幸せかどうかなんてとんじゃかねえわ。」
(そういうのも含めてマイホームパパさんって言うの。本人幸せかどうかなんて関係ないよ。)
「そんなもんかねえ。」
「おっかさ怖いつったってあんまし度が過ぎると会社でいらん子だっつって嫌われるにい。」
(奥さん怖いからと言ってあまり度が過ぎると会社の上の方に目をつけられて居づらくなるよ。)
例文音声はこちら