遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
色々と使い方があってのその一部。
相槌の表現。「ああそうなの」・「ふ~ん」とかいった意味使い。
感嘆の表現。「本当なの?」・「え~?」とかいった意味合い。語尾が上がる。
嘆息の表現。「まったくう」・「も~」とかいう意味合い。
聞き役の相槌の場合、語尾が平坦なアクセントなら「ああそうなの」と素っ気無い返事。語尾の「に」が上がると「うそだろう」と信じていない不同意を表わすことになる。
共通語の「ほんとに」は感嘆使用とほぼ同じであろうが、相槌・嘆息使用は遠州独特やもしれぬ。でも関西弁の「ほんまに」の使い方とよく似てはいるので独特ではないのかもしれぬ。
例文
「明日雨降るだって。」
(明日は雨が降るんだって。)
「ほんとにい。ほいじゃ明日行くのやんぴにせるわ。」
(ああそうなの。それじゃあ明日行くのやめにするからね。)
「ほんとにい?うそだらあ!絶対行くっつってたじゃん。」
(えー!嘘でしょ!絶対行くって言ってたじゃない。)
「濡れたら困るっつってたのあんたじゃんかあ。」
「そんなこん言ったっけか。」
「確かにゆった。すっとぼけちゃかんてほんとにい。」
(確かに言った。とぼけないでよまったくもう。)
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