遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「~のように」と言っている。三択とか言ってる訳ではない。
「みたいに」の変形というべきか。
「みたくに」という言い方もあるがほとんどは「みたく」を使うことの方が多い。ネットで調べるとなんかこう言う表現に虫唾が走るという人も居られるようであるが遠州弁としてはごく普通に存在する言い回しである。もちろんこれが遠州独特というものではなく遠州でも使ってるよという事で記載。他所にいったら使わないほうがいい言い回しということで遠州人は注意したほうがいいのかもしれない。
「そんなことばかりしてるとお父さんみたいになっちゃうよ。」
「そんだだこんばっかしてるとお父さんみたくなっちゃうにい。」
「~のようにして」だと「「みたくして」となる。
「いらっしゃい。今日はどういう風に頭やるだ?」
(いらっしゃい。今日はどのような髪形にする?)
「芸能人の○○みたくして。」
(芸能人の○○みたいにして。)
「顔が顔だで似ても似つかんにい。」
(顔が違いすぎるから似ても似つかないよ。)
「いらんこんじゃん。」
(余計なお世話。)
とかいう会話例を以前書いた。
「みたく」は共通語だろうと思っていたのだが何故か辞書に載っていない。必死こいて検索するとかろうじて茨城弁や津具の方言などと紹介されていたのを発見した。ってゆうか本当は紹介されていないだけで全国どこでも使ってるんじゃないのかという気がするのだけれど。気のせいだろうか。
よく使われる言い回しは「みたくして」。意味は「~のようにして」。
例文
「あんたねえ。いくら字い下手だっつったってねえ、まあちっとけっこく書きない。見本あるだらあ。」
「見本見て書いてるよを。でもなんか知らんが見本みたくしたくてもそうならんだもんでしょうがないじゃん。」
「ほんとちゃんと見てるだけえ?ヤル気ないもんでどっか向いて書いてるだらあ。」
「失礼しちゃうやあ。マジでちゃんと見てるよを。」
「だったらなんでこんな不真面目みたくな字になるよを。」
「知らんよをこうなるだもんでえ、しょんないじゃん。」
例文音声はこちら