遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「もういっぺん」(もう一度)と言っている。シンプルに訛ってるもしくは略されているというお話し。
意味とか使いどころとかも特に地域性がある訳ではなかろうて。まあ広い範囲で使われる言い方で遠州弁というべきものではないのだろうけど遠州でも使うよということで。男女共用。
感情に関わりなく、怒っていようが(なんだともっぺんゆってみい)聞き取れなくて聞き返そうが(え?もっぺんゆってやあ)恐縮していようが(わりいだけどもっぺんゆってえ)どんな状況でも使われるというものであり決しておちゃらけた表現ではない。まあ目上に使うには勇気はいるが「もっぺんたのんます」くらいは言ったりもするので遠州では基本誰に対しても放てる言葉ではある。
共通語的解釈がこうなのかは知らないが遠州弁的には「もっぺん」と言われたら要所だけかいつまんでするなり話したりしてもいいのだが「もういっぺん」とか言われると再現というかはしょらずにするなり話しをしなければならない感じになることが多い。(必ずしもこうなるという訳ではないが)
ちなみに喧嘩買うぞみたいな使い方での場合
「もっぺんゆってみい」と「もういっぺんゆってみい」とでは「もういっぺん」という言い方の方が威嚇度合いは強まる感じになる。
例文1
「なにい?よを聞こえなんだでもっぺんゆって。」
「だでえ。雨きそうだでえ、まあちっとしたら帰らまい。」
「まだ降らんらあ。大丈夫だよきっと。心配性だやあ。」
例文2
「なにい?よを聞こえんかったでもういっぺんゆって。」
「天気予報で雨降るっつってたし空も暗い雲見えてきたでえ、はあじき雨きそうだでえ、降られる前に帰らまい。」
「降るかもしれんがまだいいらあ。大丈夫だにきっと。降ったら降った時でいいじゃん。」