遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「破く」という意味。「ん」が混ざっただけのお話しで意味的に特にどうということはないが。
「デブ」を「でんぶう」・「甘い」を「あんまい」・「うまい」を「うんまい」とかいう癖のようなものである。さすがに「たまり醤油」を「たんまり醤油」とかは言わないが。
遠州独特かは定かではない。
例文
「聞いてる?大事なもんだで、あっちの部屋入ってって やんぶいたり したら承知しんでねえ。判ったぁ?」
(ちゃんと聞いてよ。大事なものなんだからあっちの部屋に入り込んで破いたりなんかしたら許さないからね。分かった?)
「猫にゆったって判るわきゃあねえらあ。」
(そんなこと猫に言いきかせても無理だろ。)
「あんたあにいってるだよ。要はこっちの部屋に入れるじゃないっつってんの。」
(あんたに言ってるの。とにかくこっちの部屋には入れるなって。)
「わしそんなこんしもせんにい。猫ん勝手で行くだでねえ。」
(おれはそんなことしないよ。猫が勝手に行くんだからおれのせいじゃない。)
「なにゆってるよを。開いてるもんで入るじゃん。そこらじゅう開けたら開けっ放しにせすもんでやっきりこくだよ。開けたら締めよっつってんの。」
(いい訳するんじゃないの。開いてるから入れるんでしょ。そこいらじゅう開けたら開けっ放しにするから怒れるの。開けたら締めなさいって言ってるの。)
例文音声はこちら