遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
遠州弁関連
遠州弁といっても古いものもあれば新しいものもある。
遠州弁を紹介するに於いて
日常使っているか否かはそこそこ大切ではあろうかな。
もちろん地域によって現役・死語と異なるということもあるが。
「かっぱしゃぐ」
意味は「乾燥する」とか「カラカラに乾く」とかいう干上がったような様を指す。
遠州固有かというと東海域で使われてる言葉であるらしいので遠州固有といったものではないようだ。
根拠のない勘繰りを繰り広げるなら
「かっぱ」+「しゃぐ」
というよりも
「かっ」+「ぱしゃぐ」
といったものであろうかなと邪推するものである。
「かっ飛ぶ」とか「かっ喰らう」と同系の。
で、「かっ」で「カラカラ」を表わし「ぱしゃぐ」で「乾く」といった具合。
「おっぴろげる」のように「ひろげる」が「ぴろげる」となってるのと同じなら「ぱしゃぐ」は「はしゃぐ」なのかもしれないところ。
といってもどのみち「ぱしゃぐ」でも「ぱしゃぐ」でも「乾く」という意であるという理屈は探し出せなかったので、単なる邪推にしか過ぎないが。
ところで、この「かっぱしゃぐ」普段使っているかというとうちらんとこではまずお耳に掛かる事は無い。使い方・使いどころがよく分からない。なので使用例とかは捻り出せない。ウィキペディアでは「動詞」に分類されている。
覚えたところで使いどころが無いといえようか。
ちなみにうちらんとこではなんと言ってるかというと、若干ニュアンスは異なることになるが
「かあばる」(強張る)でその強調形だと「ばかかあばる」
とかとなろうか。
1. 「はしゃぐ」は乾く
そういえば子供のころ「洗濯物がはしゃいだ」なんて言っていましたね。
「かっぱしゃぐ」というのは聞いた覚えがないのですが、からからに乾くということで間違いはないのでしょう。
遠州弁と思われている「けなるい」(けなりい)などの古語がいまでも残っていて面白いですね。