遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
例えば「おっこちんように」だと「落ちないように」と言っている。遠州独特ということでもなかろうがまあ遠州弁らしくもあるかなと思って記載。
「落ち」が「落っこち」
「ない」が「ん」
という変化で共通語っぽさが消える次第。「ん」は「ぬ」かもしれないところではある。
「おっこちんで」だと「落ちないで」ということになる。
「おっこちんと」だと「落ちないと」ということになる。
「おっこちんだ」という言い方は無いのだが受ける印象としては「落ちたのが原因で死んだ」みたいな「転落死」という風に聞こえなくもない。ただし繰り返すがこういう言い方はない。それと似たような理由からか「落っこちぬ」という言い方もまずもってしない。
「落とす」は「おっことす」・「落ちる」は「おっこちる」
「落とさないように」だと「おっことさんように」
例文
「あんた気いつけてよ。おっこちんようにしてよ。」
「大丈夫だって。これっぱかのこんで落ちすかや。」
「去年だってそうゆってておっこちたじゃん。」
「ありゃあ受験票忘れたもんでじゃん。」
「落ちたに変わりありもしん。」