遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「とっぽい」って共通語(全国的な俗語)じゃないか?そう思っているのだけれど、検索で「遠州弁とっぽい」というワードでこられたお方があったので。方言かどうか疑問ではあるが、ここいら辺で使われてる言葉の意味を記載。ただしあくまで一例であって必ずしもこういう使い方だけという訳ではないのであしからず。
辞書とかだと「とっぽい」はキザで不良じみた様となっているが、うちらんとこはあまりそういう使い方では確かにない。むしろアホな奴に近い感じがする。
「どんくさい」とどう違うかというと、出来ない理由がのそのそしてるとかいう動きがのろい・まだるっこい状態を指すのが「どんくさい」で、「とっぽい」は場の空気に合わないことをするとか浮いたことをするようなことを指す場合が多い。
突出っぽいと言うほうがニュアンス的には近いのであろうか。まあ、とんがった奴と括れば共通語と一緒ではあろうが。「とろくさいっぽい」の略といった趣であろうかあまり遠州では不良性は感じられないところである。
余談だが大昔、「トッポジージョ」なる鼠が主人公のテレビ番組があってその登場する鼠の様がとっぽい感じではあった。あっただけでそこから生まれた言葉という訳では決して無い。決してないのであるがそういうところからアホな印象がとっぽいという言葉の意味に加味されてきているのかもしれない。あくまで想像である。
例文
「きんのうの会議おもしろかったにい。」
「なんでえどうしたでえ。」
「○○がさ、課長の意見に楯突いて係長むっとしとった。」
「とっぽいことするじゃんかあ。あいつにそんな甲斐性あっただけえ。」
「それがさあ。後で聞いたら会議寝えとったらしくてえ。いきなし意見聞かれてその場しのぎなことこいたら課長の案と逆だったっつうこんらしいんだわあ。」
「ほいじゃあ今日あいつん席クマのぬいぐるみでも置いてあるだかいやあ。」