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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

ぽんぽん

以前「ぽんぽん」は遠州ではオートバイのことを指すと書いたが、世間一般の「ぽんぽん」といえば幼児言葉の「お腹」か「ぽんぽん船」を指す。その一般使いを遠州ではするかといえばもちろんする。

例文

母「あんたそんなアイスばっか二個も三個も食ってたらおポンポン痛くするにい。」

  (あのねえそんなアイスばかり何個も食べてたらお腹壊すよ。)

父「はあ喰うじゃねえよ。」

  (もういい加減にしなさい。)

子「いいじゃん別にい。ポンポン痛かなあもん。」

  (いいでしょ別にお腹痛くなってないもん。)

じいじ「ええらあ好きにさしない。もしおぽんぽん痛くなったら。お医者さん行ってどんぶとい注射してもらやあいいだで。」

  (いいじゃないか好きにさせれば。お腹痛くなったらお医者さんに行って太い注射打ってもらえばいいんだから。)

子「・・・いいもん別にい。」

母「ついでに歯医者もいかすかね。右でばっか噛んでるみたいだで左は沁みるてるだらあ。」

  (ついでに歯医者も行かせようかな。右の方ばかりで噛んでるみたいだから左側は沁みてるんでしょう。)

子「はあいい。やんぴにすりゃいいだら。」

  (もう分かったやめにすればいいんでしょ。)

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