遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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鳥取の方言の使い手さんがテレビで「にい」を発せられていた。「やあ」も駆使しすていた。そのことは遠州弁に似てる。でも耳で聞くと違う。かなり。何故か。以下に記載して較べてみる。
番組名は「その顔が見てみたい」、コーナーは「そそられる方言をしゃべるご当地美女の顔」。
「うちをごしなってだんだん」(私を選んでくれてありがとう)
遠州弁「わし選んでくれてありがとねえうれしいやあ」
「○○さんは一番親しみを感じられるけん」(字幕はこうだが「ら」抜きに聞こえた)
遠州弁「○○さんが一番親しみ感じれるもんで」
「いつもテレビで応援しちょおよ」
遠州弁「いっつもテレビで応援してるだにい」
「その優しいツッコミ大好きだにい」
遠州弁「その優しいツッコミばか好きだよを」
「鳥取では『面倒くさい』って『たいぎ』って言うにい」
遠州弁「遠州じゃあ『面倒くさい』って『えらい』ともゆうだにい」
「知っとった?」
遠州弁「知らんかったらあ」
「一緒にドライブせん?」
遠州弁「一緒にドライブ行かん?行くかあ」
「楽しみに待っちょるけん遊びに来てやあ」
遠州弁「楽しみんしてるで遊びい来てやあ」
とこうなる次第であるが(これだけで判断するのは無謀もいいとこであるのだが)
先ず述べておくべきことは「にい」も「やあ」も含めてイントネーションが違う。それでも「にい」=「よう」・「やあ」=「ねえ・よう」のニュアンスは同じで使いどころは一緒である。
「たいぎ」とは「大儀」なんだろうな。方言というより古い日本語なのだろう。
文字にすると近いものを感じるが声に出すと近いとは感じない。
映画「天然コケッコー」を観た際にあっちの言葉は遠州弁に近いという印象を強く持ったのであるがあれは島根。
個人としての感覚的な結論をいうと、鳥取の言葉は遠州弁とは似ていない。
近いと思わせるのはどちらも古い言い回しが残っているからなんだろう。だとすると「にい」も古い日本語で昔は全国的に使われていたということなのかな。もしそうだとしたら自分的には新しい発見である。
繰り返しになるが、文字にすると共通する部分があるが話し言葉だとイントネーションが違うので近いという印象は無い。島根は近いが鳥取は違うという感じがした。