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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

上手くない遠州弁の使い方

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上手くない遠州弁の使い方

最近テレビに出る有名人の中に遠州弁の使い手が現れて多少なりとも脚光(陽の目)を浴びつつあるみたいだけど。遠州弁を使う原住民として他国の衆らが使うよくある聞いちゃおれん遠州弁っつうのがある。それは、イントネーションの違いはまあ無理だとしても、最後にだら・だにをつけて仕舞いという形。(まあ共通語を混ぜて分かりやすくしようとするゆえの半端感であろうな)

「今日は良い天気で絶好のお出かけ日和だら」

間違ってはいないがえらく中途半端であり

「今日良いい天気だで外ん出るにゃ最高だにい」

くらいにはしてもらわないとすっきりしない。もちろん

「いい天気じゃん。あんた今日そと出てかんでいつ出るよを」

ぐらいまで逝ってくれればもう原住民扱いになるのだが。

 たとえ原住民の人でもピンとこない言い回しと感じることがある。遠州弁と言っても各集落によって随分と異なるものであり私がしてることは自分とこの集落の言い回しを押し付けているようなものなんだけど。

「そんなに ぬくとめなくても いいにい」

  (そんなにあたためなくてもいいよ)

私だったら

「そんな ぬくとめんでも いいにい」

もっとぐでぐでにするなら

「んな大層にぬくとめんくたっていいでねえ」

とする。他の例では

「まあ、そうだけど、左側に落ちんくてなによりだったな。あっちは民家があるでね。」

私だったら

「まあそうだけえが ひだりっかあに落ちなんでなによりだったやあ。なんしょあっちん方家あるで落ちたらホントたまらんにい。」

そりゃあまあ若い衆は方言を避ける傾向にあるのは今日に始まったこんじゃないだで人の事言えた義理じゃないにしても、歳とりゃあ自然と回帰するだでちったあね。使えたあ言わんでも聞き取りはきちっとして言い回しとか忘れんようにもしてくれんとをと思えるだよを。

 ちなみにタイトルの「上手くない」。

「うまくない」と読むのは標準語。断定するのは無謀な暴挙ではあるが

遠州弁なら「じょうずくない」と読む。

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