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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

遠州では伝わらない言葉「ぼっけえ」

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遠州では伝わらない言葉「ぼっけえ」

遠州弁関連

遠州では伝わらない言葉「ぼっけえ」(岡山弁)

もしくは曲解される

レベル 個人的感想及び息抜きネタ

遠州で「ぼっけえ」と発すると「ぼけ」もしくは「ぼろい」という意と判断される。

「ぼけ」というのは「ぶた」を「ぶったあ」とか「餅」を「もっちい」とかいう癖の一種だと思われてしまうところである。

「ぼろい」については「ぼっこい」が変形して「ぼっけえ」や「ぼっこぉ」となるものである。

で、実際の「ぼっけえ」は岡山弁で「大層と」か「とても」とかいう意味のものだそうな。

そういう意味使いでは遠州弁は「ばか」・「ど」・「がんこ」・「えらい」など事欠かないので出番は無いのである。

遠州で使われるとしたら

「やあ、このぼっけえ。なにしょろしょろやってるだあ。」

  (おいこのボケ野郎。何をちんたらやっているんだ。)

「やあなんだよ。ばかぼっけえじゃんかあ。なんでこんなやごいだあ。」

  (え~?なんだよ。物凄くぼろいじゃないかあ。どうしてこんなに脆いんだ?)

とかいったものであり、ウィキにあった岡山弁の使い方例

「蜂ぃ刺されてぼっけえ腫れた」

は遠州では「蜂に刺されてボケのように腫れた」とかに聞こえるものであろう。なにしろ「馬鹿腫れた」という言い方が遠州には存在するからして、「馬鹿」があるから「あほ」も同じ解釈でと考えてこの場合「馬鹿みたく腫れた」(馬鹿みたいに腫れた)=「ぼっけえ腫れた」と納得しようとするからである。まあ結果当たらずと言えども遠からずにはなるか。

ちなみに「ぼっけえ」の他に「ぼっこお」とも言うのだそうだが、「ぼっこお」でも「ぼろい」と云う意の「ぼっこい」と勘違いするだろうな。

あくまで個人的印象だが、テレビとかで聞こえてくる限りに於いては広島や島根とかとは結構同じ匂いを感じるが鳥取や岡山とかとはそういう感覚にならない方言という気がしてくる。

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