遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「はあだあだあだあ」
(もう滅茶苦茶)
「インカにゃ いんか」
(インカにはいないか)
「オランダにゃあ おらんだ?」・「誰もオランダ?」
(オランダにはいないの?)・(誰もいないの?)
「アラスカじゃ あらすかー」・「そうじゃ アラスカー」
(アラスカじゃあないよ)・(そうじゃないって)
「イスカンダルに いすかー」
(イスカンダルにはいないよ)
「ちゃちゃいれんでほんとあんたちゃっとちゃんとチャットしんとかんて。」
(冗談言ってないであなた今すぐにきちんとチャットしないとだめでしょう。)
「うちんほんやでほんやでえ。そんで信也んしんやでしんやできとる。」
(私の家が本家で本屋を営んでる。それで信也が分家で深夜番で出勤してくる。)
「おーいどうしたでえ。えらく慌てくさって。まあ一服してきない。」
(如何いたし候や。至極緊迫されておらるる様子。いざ、一服してくつろがん。)
「それどころじゃねーよお。Aの野郎仕事どトロい癖してミスこきゃあがって。そんではあパニクッててホントしょんないだよ。ケツ拭かんとかんもんでもーたまらんにぃ。」
(急ぎ用にて相叶わず。A氏怠慢の上粗相致し、あげく精神錯乱にて混乱中。事後処理に追われ我余裕無し。)
「カニ食ってて仕事しんだか?そりゃ怒れるの!ぶっさぐっても罰ぁあたらんわな。」
(係る事態にても蟹を食すに現をぬかすは不届きなる行為也。憤慨せるも止む無し。)
「だらあ。ほんとやってられんて」
(同意感謝。)
そういいがつら行ってしまうのを見て
(急ぎ立ち行く様見送りたるのち一言)
「洒落も通ぜんくて、一服せんで立腹してった。」
(余裕之無く。彼一服せずに立腹したり。)
例文音声はこちら
駄洒落がよろしいようで。どーもすいません。
早口言葉である。八百屋の方ではなく親の方を使用した。
共通語だと「おアヤや親にお謝り」(おアヤよ、いいですか。親にお謝りなさい)
この意味の方を遠州弁にすると「アヤちゃあやあ。あれでえ親に頭下げんとかんらあ」となる。
ちなみに早口言葉のほうを遠州弁的表現にすると
「あや?や、やあ。親にい、大誤り」
意味は「あれ?おいちょっとお。親に言って、すげえ間違ってるって。」
意味的に凄い強引で苦しいのだが
「あや?や、やあ。親だにい大誤り」とすれば
「あれ?おいちょっとお。親の癖してすげえ間違ってるぞ。」
となるので意味はスムーズになる。したがって
「あやややあおやだにいおおあやまり」
にすると遠州弁の早口言葉として成立する。ただし実際言ってみるとあまり早口言葉として成立してない机上の空論ではあった。発音は説明しようがないので近くの遠州人に聞いてくりょう。(結構発音はむつかしいかも)
蛇足だが「大誤り」は遠州弁だと普通「馬鹿違う」と言っている。
*遠州弁で日常の出来事を書く。もちろん遠州弁は話し言葉なので誰かに伝える(言う)ような書き方となる。
金ん無くなったもんでやあ。局おろせえ行っただよお。ほいたらどこぞのあんちゃあががんこ長いこんATMえぜくってて開きゃあせんくて、やあっと時間喰って待たされただよお。
ホントなにせえきただか知らんがなんしょ後ろで待っててど怒れたやあ。
*共通語訳
財布の中が乏しくなってきたので郵便局に貯金下ろしにいったんだ。そうしたら見知らぬお兄さんが物凄く長い時間ATM操作していてね。なかなか順番が回ってこなくて随分と待たされてしまったよ。
何をしてたのかは分からないけれどとにかく後ろで待っててイライラしたよ。
例文音声はこちら
*遊びついでになんちゃって古い日本語で(もちろんええ頃加減)
懐具合寂しくなりたるが故郵便局にて預金下ろさんとす。我が順番目前にて我が前の利用者たる見知らぬ青年長きに亘り自動預金支払機使用したり。意に反して待ち時間費やさすその長々と機械占有せしむ手際の悪さに憤慨す。
*調子こいて文学調で
何に使ったのかすら記憶が無いにも関わらずいつのまにか財布の中が寒くなっていた。補充するが心の安心(温もり)を得る事とばかりになにはともあれそそくさと郵便局へと向かう。普段めんどくさがりな癖に煙草と飯と財布の温度の事にだけはこまめな自分でありそれを恥じる気持ちは毛頭ない。
郵便局にはそれほど通い馴れている訳ではないのだが大まかな所要時間はそれなりに頭の中で算段を立てることは出来る。いつも通りの並びの列でこれはいつもの所要時間で済むだろうと判断する。二人三人とスムーズに列が捌けて行き、さて次の次が私の順番となった。そそくさと済ませれるようにと通帳出したりと些細な準備をして次を待った。
私の前は当然ではあるが見知らぬ青年。歳は20代か。薄青いワイシャツをズボンの中にしまわず尻尾出して纏いズボンは当たり前のGパン姿。小奇麗でも不精でもなく髪も長くもなく坊主でもなく。まあ普通の青年であろう。彼が取り出したのは通帳ではなくカード。ATMの機械が「いらっしゃませ」と挨拶する。じろじろ見るのも失礼だという感性は私にもあるので他に目線をやって暫し待つ。色んなポスター等の掲示物を読むでもなく眺める。
もう済んだかと思い目を前に向けると、「いらっしゃいませ」と機械が又青年に向かって挨拶してる。なんだかなあと思いつつも再び遠くに目をやる。
もう一度暫くして流石にもういいだろうと踏んで前を向く。するとまたまた「いらっしゃいませ」という挨拶が聞こえてくる。お前は宮○アニメか。新作出る度何度テレビ放映すれば気が済むんだとおかしないちゃもんをつけたくさえなってきた。今度ばかりはなにやってんだという気が湧いてきているので正視して青年の手順を伺った。操作方法が分からなくてやり直しばっかしてるようなどんくさい奴ならむかつくぞという面持ちで視た。多少イライラオーラを送りつつ視てるとその情念が伝わったのかようやく財布から金を出し始めた。どうやら払い込みを所望しているらしい。だが札や小銭の入れる場所が不如意らしく右往左往してるのが見て取れる。
駄目だこりゃ次いってみよう。ってな具合になればちゃんちゃんで済むのだがこれは現実。不幸は重なるもので別の一台は故障の張り紙がしてある。痺れを切らしたのか日本語が読めないのか後ろで順番待ちしていた女性が故障中の機械の方にと向かう。こんな訳の分からん行動を取らせる原因を作った青年はいっさい後ろを振り向かず操作に没頭していて後ろの苛立ちには気づいていないときたもんだ。
結局何回機械は青年に「いらっしゃいませ」という無機質な挨拶をしたのだろうか。数えるのもあほらしくなるくらいその声を聞いた。下がる(諦める)訳でもなく係り員呼ぶこともなくとにもかくにも彼は払い込みを終えた。やれば出来るじゃないかという気にはとてもなれない。
待っていて疲れた。そして怒れた。外人さんやおじいおばあならともかくどう見ても税金たんと払って日本を支えよ若者よといった風の普通人間がなにしてんだと怒れた。でもホントはそいつの事がというのではなく、ほんの5分もあれば済むだろうと思ったのが20分もかかってしまって自分の思い通りに事が進まないことに怒れた。ただそれだけ。最近は日が暮れるに早い。夕暮れ時に郵便局に入り用を済ませて郵便局を出たらすっかり暗くなっていた。なんだかなあ。
問題 食べると口に匂いが残る野菜は?
答え 「白菜」=「歯臭い」
生き物と呼ぶかかどうか微妙だが
問題 直ぐ値段を聞きたがる海の生き物は?
答え 「いくら」=「いくら?」
このオヤジギャグを遠州弁として通用するためには
問題 食べたそばから匂いが気になる野菜は?
答え 「白菜」=「はあ臭い」(もうすでに臭い)
問題 予想で答える海の生き物は?
答え 「いくら」=「行くら」(行くだろ)
以下超苦し紛れで内容が無いよう。なんちって。
問題 沢山は食べれないものは?
答え 「白煙」=「「はあ食えん」
問題 武器としても使える野菜は?
答え 「ごぼう」=「ごんぼう」(棍棒の一種と言い張る苦しい洒落)
問題 幾ら待っても来ない野菜は?
答え 「大根」=「でゃーこん」(でゃー来ん→感嘆詞+来ん)共通語に訳すと「うわー来ない」
問題 律儀な食べ物は?
答え 「たくあん」=「おこうこう」(御孝行)
問題 無くて何が悪いと開き直られるところは?
答え 「アラスカ」=「あらすか」(ある訳ないだろ)
問題 ボケても突っ込んでくれる人は誰もいないのかと溜め息が出るところは?
答え 「インカ」=「いんか」(いないか)
問題 ボケても突っ込んでくれる人がいなくてつい嘆いてしまうとことは?
答え 「オランダ」=「おらんだ」(いないんだ)