遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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古語辞典で
「いくだ」(幾だ){副詞}いくら。なにほど。いくばく。とある。
辞書にはない。おそらく「いくら」だろうなということで
「いくら」(幾等){副詞}「ら」は接辞。①どれほどの・値段。②そんな(に)。「費用はいくらでもない」。③どんなに。「いくら走っても大丈夫」。とある。
近いけどなんか違う気がしてくる。そこで「いくら」が古語辞典にあるか調べてみると、記載があった。
「いくら」(幾ら){副詞}①できる。②うまくいく。③具合がいい。うまい。
なんか随分と離れてしまった感がある。今使われてる「いくら」と古語の「いくら」は似て非ざるものなのだろうか。
「いくだ」を遠州弁と合わせると
「いくだもあらすけえ、とんじゃかねえわ」
(いくらもないよ。構ったこっちゃない。)
とかになりそうだ。ちなみにもちろん「いくだ」は遠州弁として使われてはいない古語である。
例文(あくまで言葉遊びですのでお間違いなく)
「市民会館まで行きたいだけど、こっからだとどんくらいかかるだかいねえ。」
「なんでいくだ?歩いてくだ?まあ歩きでもいくだもないだで10分みときゃいけるかあ。」
(どうやって行くの?歩いて行くの?でも歩きでもいくらでもないから10分見ておけば行けるかなあ。)
ん~なんか訛ってるように聞こえるなあ。というか馴染んでる。とても古語という気がしない。なんかこういう使い手がいても不思議じゃないように思えてきた。