遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「しまいにしまい」
終わりにしようと言う意味。共通語であるが一応記載。「終わり」の「しまい」と「しよう」の「しまい」が連なって「しまいにしまい」となった。強引にもっと連ねて「しようよ」の「しまいに」とすると「しまいにしまいに」となる。
物を片付けることを「しまう」(終う)というがその「終い」。
「しまいには怒るぞ」(我慢の限界にもほどがあるぞ)というような最後にはと言う意味もある。
例文
「やあ、はあ暗くなったでしまいにしまい。」
「はあそんなだけえ。どんばえーなあ。もうちっとやらすかあ。」
「やなこってえ。明日やらすでえ。」
語呂遊び以外での別の言い方では
「やあ、はあ暗くなったでしまいにせまい。」・「しまいにせすかあ」・「しまいにしよまい」・「しまわすかあ」・「しまいまい」・「しまいまいか」・「しまうにい」・「しまうでねえ」
などバリエーションは結構豊富。
「しまいまい」。訳すと「しまおうよ」とか「しまおうか」といったニュアンスになる。
同じような表現では「しまうかあ」というのがある。
「しまう」というのは共通語と同じで終うという終わりにすると言う意味と片付ける・後片付けするという意味で使われる。
「~してしまう」という意味ももちろんあるが「そうしてしまう」を「そうしまいまい」とは言わないのでこういう使い方では「~してしまう」という意味は成さない。
例文
「やあまじしまいまい。」
(ねえホントに終わろうよ。)
「なんでよを、1時間も経っちゃいんじゃん。やり始めたばっかじゃんか。」
(なんでだよ、1時間も経ってないだろ。やり始めたばかりじゃないか。)
「だってやあ、雲行き怪しいにい。雨ん来るって。」
(だってさあ雲行き怪しいよ。雨降ってくるって。)
「そん時しまやあいいじゃん。ちっとばか濡れたってとんじゃかないにい。」
(その時になったら終えばいいだろ。少しくらい濡れても関係ないって。)
「そんなこといわすとしまうかあ。」
(そんなこと言わないで終わろうよ。)
例文音声はこちら