遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
基本幼児用語。捨てる・離すとか云う意味。じじばばや母親が子供に向かって言う表現で大人同士の会話で使うと頭の具合を心配されかねない。ペットを子供と同格と位置する感覚の人には動物に対しても使う場合がある。
他には子供同士のおままごととかでも使われる。男が言うにはいくばくかの抵抗感のある言葉ではある。
全国的に広がる表現であり、これを方言とするのは疑問だらけだが、まあ一応遠州でも使ってるよと云う事で記載。
「ちゃいしなさい」大きくなると「ほかしない」と言われる様になる。ある意味相手が自分のことを子供とみなさなくなるポイントでもあろうか。しかしじいじやばあばは案外幼児言葉で話しかけないことが多い。だから人として扱ってくれるからじじやばあばに懐くのだろうか。むろん溺愛による居心地の良さもあるのだろうが。
例文
「ほらあばっちいからちゃいしなさい。」
(ほらあ汚いから捨てなさい。)
母親がよをゆうセリフ。これがばあばだと
「あれえばばちいでほかしない。」
くらいになる。
「捨ててきた」と言う場合は「ちゃいしてきた」となる。どシンプルに「ちゃい」だけでも使われる。「ほらあ、ちゃい。」(ほら捨てて。)言い様によって諭すようにも(促すようにも)命令するようにも言える。
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