遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
遠州弁的言い回し
ほとんど共通語であろうが
「じゃん」に地方性があるのだとしたら
「いいじゃん別に」と「別にいいじゃん」は
方言的言い回しと勘繰れなくもないとふと思えた。
(以前書いた記事だが手を替え品を替え)
共通語であるなら「別にいいじゃないの」・「いいじゃないの別に」となろうが、それだと遠州弁で使われているニュアンスとは異なる。
使い方として何か言われた際の反論として使う場合
「別にいいじゃん」はニュアンスでいうと「うるさいな、ほっといてくれ(構うな)」・「余計なお世話」
「いいじゃん別に」は「構わないだろう」・「どうってことはないだろう」・たまに「勘弁してくれよ・突っ込まないで」
などという意味合いで使われることが多い。
感情的には「別にいいじゃん」の方はムッとしてるみたいな勢いがある。「いいじゃん別に」はほとんど気にしてない勢いととれる。
例として
「どういう食べ方をしようが」+
「どういう食べ方をしようが別にいいじゃないの」は「どういう食べ方でも構わないじゃないか」というものであろうが
「どうゆう食べ方しようが別にいいじゃん」は「他人の勝手でしょ食べ方は」みたいな強めの反抗といった勢いになる事が多い。
この場合「どうゆう食べ方しようがいいじゃん別に」の方が近いニュアンスとなる。
共通語の場合「別にいいじゃないの」と「いいじゃないの別に」に大きな違いは感じられないのだが、遠州弁の場合「別にいいじゃん」と「いいじゃん別に」とではニュアンスは大きく異なるものである。