遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「あ~どうかなあ・どうだろう」と言っている。多分に気乗りしてないというか親身度に乏しい言い回しである。
「さ~どうだいやあ」となるともっと聞いてないというかどうでもいい感じになる。
これが「あ~どうだかいやあ」となると「あ~どういう具合なんだろ」と少しは気にしてくれてるというか考えてくれてる感じになる。
もっとも冷たい言い方は「さあなあ・さあねえ」・「知らんやあ・知らんよを」とかであろうか。
逆に親身な場合には「どうだったかやあ」・「どうだやあ」辺りか。
いづれも男女兼用の言葉である。
例文
「ここんさあにあった小物入れ知らん?」
(ここら辺に置いといた小物入れ見なかった?)
「あ~どうだいやあ。見た覚えないけど。」
(え~どうだろ。見た覚えないけど。)
「免許証入ってるもんで、あれんないと困るだよねえ。ホントに知らんだけえ。」
(免許証が入ってるんであれなくなると困るんだよね。本当に知らない?)
「さ~どうだいやあ。見ちゃいん筈だにい。」
(さあねえ。見てないよ多分。)
探したあげく
「あれえなによを。あんた尻ん敷いてるじゃん。随分じゃん。」
(うわ何よぉ。あんたの尻の下にあるじゃないの。ひどいなあ。)
「気づかんかったやあ。だでしょんないじゃん。でもやあ、見ちゃいんこたあ確かだにい?」
(気がつかなかったなあ。しょうがないでしょ。でもねえ見てなかった事は間違いないからね。)
「屁理屈ぁええでどけ!」
(いい訳はいいからどいて。)
例文音声はこちら