遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「捨ててしまえばいいじゃないの」と言っている。ただし「うっちゃる」には放棄と投棄と中断後回しとかいう使い方があるので必ずしも「捨てる」とは限らないが。
がんこ語呂が遠州弁的で気持ちいい言い回しである。
似たような表現で「ほかしなげる」・「ほかす」というのもあるがこちらは放すという行為のニュアンスが強く意思はあまり感じられない。「うっちゃる」には意思を強くイメージさせる。
つまり熱くて持ってられないような場合「ど熱いもんでつい鍋ほかしなげた」・「ど熱いもんでつい鍋ほかいた」とかいう言い方はするが「ど熱いもんでつい鍋うっちゃらかいた」という言い方はあまりしないということ。「つい」を外せば「うっちゃらかいた」を使っても違和感はないが。
例文
「なにこんなどぎたないの使ってるよを。はあ んなもん うっちゃっちゃやいいじゃん。」
(なんでこんな薄汚いのを使ってるの?もうそんなもの捨てちゃえばいいのに。)
「ほ~い、うっちゃっちゃっかんでねえ。」
(ちょっとを。捨てたら駄目だかねらね。)
「なんでよを。」
(どうして?)
「うっちゃらかいたら承知せんでねえ。がんこしただで。」
(捨てたりなんかしたら承知しないからね。高かったんだから。)
「いくらしたよを。」
(いくらしたの?)
「ゆったらあんたちんぷりかあるでゆやせんけど。なんしょがんこしただよ。代えんないだで。」
(言ったらあんたへそ曲げるから言わないけど。とにかく高かったの。代わりはないんだから。)
「ちゅうこたあなに?ひょんきんな話しなんかあったらわしよりこっち心配するだけ?」
(ということは何?もしもの話しとしてなんかあったら私よりこっちを心配するってこと?)
「まあそおゆうこんだいね。」
(まあそういうことだね。)
「やあ、ばかっつら。」
(ふざけんじゃないよ。)
例文音声はこちら