遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「行くんでしょ」・「行くんだろ」と言っている。
「カッコいいよお」とか言ってる訳ではない。
穿った解釈で説明をすれば「行かむと欲すだらふ」が縮こまって「いかすだら」になったと。もちろん嘘ですけどまあこんな感じの解釈しても遠くないような気がしてくるくらい遠州弁は古い日本語という感じがする。
行くに限らずやるでもなんでも大抵はこういう言い方をすることが多い。
「いくらあ」だと「行くでしょ」と決め付け具合が強くなる。
例文
「今日これからあっちゃんちいかすだら?」
(今日これからあっちゃんの家に行くんでしょ?)
「いくよを。なんでえ?」
(行くけどなんか用?)
「あっちゃんのおかあさんにゆっといて欲しいこんあるだよ。」
(あっちゃんのお母さんに伝えて欲しいことがあるんだけど。)
「え~そんなん自分でゆってやあ。」
(え~そんなの自分で言ってよ。)
「わし今から行かにゃかんとこあるだで。ついでだでいいじゃん。」
(今から行かなくちゃいけないとこがあるの。行くんならついでに言ってよ。)
「紙かなんかに書いといてやあ。忘れちゃかんでえ。」
(忘れないように紙とかに書いて。)
「いいよそんなめんどっちいこん。ゆってくれりゃあ済むこんだで。」
(いいよそんな面倒くさいことしなくても。言ってくれれば済むことなんだから。)
「なにゆうよを。」
(なに言えばいいの?)
「来週の会合の資料の確認。各部署の意見書の取りまとめとを、公民館の場所取れたかの確認とを出席人数の把握とを。後ぉそれからあ・・・・。」
「・・・やっぱ紙ん書いて。覚わさらんわ。」
(やっぱり無理。紙に書いて。)
例文音声はこちら