遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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まあ「嘘に決まってるじゃない」という事でぐでぐでな方言という訳でもないのだが。それでもニュアンスがそこはかとなく方言っぽいかなと思って記載。
当然自分の行動言動に対して「嘘だよ~」という自己申告又は種明かしといった使い方もあるがそれとは別な使い方のお話し。
「そんなのはったりだよ」とか「信じちゃだめだよ」という感じで「騙されるんじゃないよ」と暗に言っていることが多い。もちろん自分の正当性を主張するために他を否定するという使い方もする。
基本はなんかされた言われたと動揺している人に対して惑わされるんじゃないよという励ましの表現。「そんなことないよ」・「大丈夫だよ」とかいうより強い否定で安心させる仕方である。
「うそにきまってるら」だと「嘘でしょそれは」といったニュアンスで確証が薄くなる。
「うそにきまってるに」だと「嘘に違いないよ」といったアドバイス的な要素が強くなる。
例文
「さっきい声掛けられちゃったよを。」
「誰にい。」
「知らん人にい。」
「なんてえ。」
「お小遣い上げるから遊びましょって。」
「いくらあ。」
「○○万。」
「そんなのうそにきまってるじゃん。あんたそれでほいほいついってったら馬鹿だにい。」
「知ってるよを。だもんで今ここに居るじゃん。」
ちなみに「そんなのうそにきまってるら。」だと次に続くのは「あんたそれでほいほいついてったら馬鹿見るにい」(馬鹿見るよ)
「そんなのうそにきまってるにい。」だと「ほいほいついてったら痛い目みるらあ」(ひどい目にあうんじゃないの?)みたいな続きになるであろう。
例文音声はこちら