遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「怒りが収まらない」と言っている。「怒れて仕方ない」。怒りが尾を引いている感じである。対象物に直接ぶつける場合もあるが、多くはやり場のない怒りを人に聞こえるような独り言として発することが多い表現であろう。
強調形は
「怒れて怒れてホントしょんない」
他の言い方では
「馬鹿怒れる」・「ど怒れてくる」
などがありこちらは瞬間的な印象になるが「怒れてしょんない」には継続性というか尾を引く感じがつきまとう。
怒れて+しょうがない。この場合のしょうがないは湧き上がってくるというニュアンスと考えるのが妥当か。
似たような表現で「あたまくる」というのがありその強調形として「馬鹿頭くる」・「ど頭くる」などがあるが、こちらとの違いはまた。
例文
「あんの野郎ホント怒れてしょんない。こんなとこいれんわ。」
「どうしたでえ。なにしたでえ。誰がでえ。いつでえ。ほんでえ帰るだけえ?」
「おめえもごちゃごちゃうっさい。気分悪いだでぶっさぐるにい。」
「気分悪いなら医務室行くけえ。それとも病院けえ。」
「そういう話しじゃねえわあ。もうあっちいけ。」
「あっちってどっちでえ。」
「くっそ~てめえ武道やってにゃあ本気でぶっさぐってるだにい。勝てんのがむかつくう。」
「いいたいこんあるなら直にゆった方いいにい。」
「言えりゃあ苦労いらんわあ。」
例文音声はこちら