遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「勝手」とは台所に関した事。「勝手口」なら台所の出入り口。
共通語であり別に遠州弁でもなんでもないところで「勝手」に「お」をつけるのもごく普通の共通語である。
しかしこれに「やる・する」がつくとなると途端に遠州弁っぽくなるところではないかと思えたので記載。
「お勝手やる・する」というのは食事の支度をしているつまり調理していると言っている。
まあ全国どこでも使う言い回しであって決して遠州独特という訳ではないだろうけど遠州でも使うよという事で。
例文1
「まいど~三河屋で~す。・・・・・。奥さ~んおいでる?」
「ほい悪いやあ。今お勝手やってていごけんもんでえ悪いだけど勝手口ん方廻ってくれん?」
例文2
「あれえもうこんな時間じゃん。お勝手やらんとかんで奥さんごめんねえ。」
とかいって井戸端会議を抜ける口実となすこといと多かりき。
「お勝手」という言い方そのものが都会では死語化しつつあるようにも感じられるところであるがこれは家の作りによるものだろうかな。
昔は「男子厨房に入らず」みたいなもんで家の中で女性が唯一自由に動き回れる場所が台所ということで「勝手気まま」的な意味から「お勝手」とかになったんだろうか(あくまで勝手な推測です)。にしちゃあお姑さんと嫁の間で火花散っていそうな雰囲気が存在したやもしれず真の「勝手」だったかどうなのかは疑わしい気がしないでもないところであるが。