遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州人がよく使う表現。
「聞いてないよ。誰がそんなこと言ってるんだ」みたいなことを言っている。非常に強気であることが窺える。
「しいらんやあ」の代わりに「知らんにい」とかを使うと否定のニュアンスが強くなるが「しいらんやあ」だと「何言ってるんだ」という憤慨のニュアンスか、すっとぼけとか自分には関係ないとかいった他人事みたいなそっけないニュアンスが強くなる。
なので「しいらんやあ」だと言われた方は「冷たいじゃん」と思うか「嘘こいてんじゃねえぞ」と思うかどっちかが多い。
より冷たく突き放す感じにする場合は「しらんよを・・・」・「しらんでねえ・・・」とすると相手は困るか怒り出すかどちらかになることが多い。
例文1
「ここにあったのどこやったか知らん?あんたあ持ってったって誰かゆってただけど。」
(ここにあったのどこいったのか知らない?あんたが持ってったって誰かが言ってたけど。)
「しいらんやあ。誰ん言ったよそんなの。」
(え~そんなことないよ。誰かと勘違いしてるんじゃないの。)
「あれえ聞き違いだか?ホントに知らんだ?」
(あれ?聞き違えなの?本当に知らない?)
例文2
「ここにあったのどこやったか知らん?あんたあ持ってったって誰かゆってただけど。」
「知らんにい。誰ん言ったよをそんなの。」
(私じゃないよ。そりゃ間違いだよ。)
「あそお?おかしいやあ。ほいじゃ誰ん持ってっただいねえ。」
(そうなの?変だなあじゃあ誰が持ってったんだろ。)
例文3
「ここにあったのどこやったか知らん?あんたあ持ってったって誰かゆってただけど。」
「しらんよを。誰んゆったよそんなの。」
(知らないよ。どいつがそんなこと言ってるんだ。)
「あんたじゃないだ?変だやあ。」
(あんたじゃないの?変だなあ。)