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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

ちゃんとしんとかん

「ちゃんとしないといけない」という意味。んが連発されるので言い切ってるみたいで小気味いい感じになる。

ちなみに遠州人が心地いいと感じる表現で

「ちゃっと帰って掃除しんとかんで駄目。」

という「っ」と「ん」が多発するとなんか勢いが出て心地いい。

例文

「あんたねえはあええ歳んなるだでえ、なんしょちゃんとしんとかんだにい。」

  (もういい歳になるんだからとにかくちゃんとしなさいよ。)

「いらんこんじゃん。だいたいがなにんちゃんとしてんっつうよを。」

  (余計なお世話。そもそもどこがちゃんとしてないっていうのよ。)

「そうゆうぞんざいな物言いんとかもそうだけどいつまでもひとりでおるっつうのとかだよ。」

  (そういう口の利き方を知らないってのもそうだけどいつまでもひとりでいるってところとかだよ。)

「いいじゃん別にい。迷惑かけちゃいんだでえ。」

  (いいでしょ別に迷惑掛けてるわけじゃないんだから。)

「あんたねえ親戚衆集まると『まだ片付かんだか?』って必ずゆわれる身にもなってみい。」

「いわしときゃいいじゃん関係ないだで。」

「こんどをあんたあ出てよ法事。そうすりゃわしにがんこ迷惑掛けてるっつうのわかるでえ。」

「いやだよを。なんで出にゃかんよを。自分出たかないもんでそんなことゆうだらあ。」

「あんたねえ。挨拶もでけんようじゃホントしょおもないだにい。ホントそれこそちゃんとしんとかんて。」

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