遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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あくまで遠州弁のお話し。(ネットで調べてたら漫画のタイトルでヒットしたけどそれとはまったく関係なし。)
広く使われている表現ではないが「でろでろ」という表現は遠州弁には存在する。使い手は少ないので遠州人同士でも地域が違えばそのニュアンスが伝わらないこともあるので限りなく俗語(それもごく一部での)という領域の言葉かもしれない。
例えば
「でろでろの遠州弁」。口からよだれが出るようなしまりなく方言が漏れ出るような様と感じ取れる。こう言い切るのは無謀であるが、当人は共通語を発しているつもりでも方言を発してるという自覚がないという勢い。
これが「だあだあの遠州弁」だと共通語で話そう(話さなくては)と言う意識はある割には方言が際限なく止まらないという勢いに感じられる。こちらは方言が出てるという自覚が見受けられる。
「ぐでぐでの遠州弁」だと近いのが「こてこての関西弁」といったところか。共通語を駆使しようなどと言う気はさらさらなく相手がどう思おうと構わないという勢いを感じる。
これが「ぐだぐだの遠州弁」ということになるとその意は共通語と同じで「支離滅裂な遠州弁」と訳すことになる。
「でろでろ」という言葉自体は日常会話でよく使われるものではないのでこういう言葉であると明確に述べる事は難しいのではあるが
骨が抜かれて支えがなくなったみたいな形が留まれない様を表現してる事が多い気がする。かといってせき止めていたものが外れて一気に噴き出すような勢いのものではなく外れたまではいかないがそこかしこから漏れ出ているという勢いというのが「でろでろ」ではなかろうか。しかもちょっとべとべとしていそうな汚い印象を与える場合もある。
で、他の使い方として
往時のいかにもなアメ車のアイドリング音を「でろでろ」と表現する。
「表に停まってる車でろでろ言ってるで望月ん来ただら」
それ以外には、「でろでろの遠州弁」という使い方とほぼ同じなのであるが、「げろげろ」程露骨ではないがなにかが漏れ出る様を「でろでろ」と表現するといもの。
正しくはなんというのか知らないが擬声語・擬音語・擬態語といったものが遠州弁は多いという特徴もあるらしく、この「でろでろ」もそういったもののひとつというこになるのであろうや。