遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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意味使いそのものに方言性はないのだが、話しと話しのつなぎの言葉として遠州弁では非常に重宝されている言葉。別記事で書いた「でえ」のパートⅡ。
印象としては聞きなれない人にとっては「なれなれしい」印象と受けとられかねないが、そういう意識は使ってる側にはない。
小癪な(小難しい)言い方をすれば「で」接続助詞、「活用語の終止形に付く。原因・理由を表す。」という説明がなされている。
「今日はいい天気だ。で、布団干すぞ。」
みたいな。これを遠州弁にすると
「今日いい天気だで布団干すにい。」
となる次第。
「で」と「でえ」とではその意味合いは微妙に異なる。
「で」は「ので」
「でえ」は「から」
したがって「今日天気いいで布団干すにい」という言い方はあっても「今日いい天気で布団干すにい」とかいう使い方は存在しない。
これに「だ」が前について「だで」・「だでえ」とすると
「今日いい天気だで布団干すにい」という言い方が成り立つと共に「今日天気いいだで布団干すにい」という言い方も存在して使い方の幅が広いので重宝であり「だで」・だでえ」が「で」・「でえ」よりも多く使われるところである。
訳すと
「だで」は「だので」(だから)
「だでえ」は「なのだから」
とかになる。
ところで共通語の「でだ」(それでだの略か?)。遠州では「でえ」を使う事が多いので「でだ」の使用頻度は少なめな傾向にある。