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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

どじらん顔してけつかりゃがる

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どじらん顔してけつかりゃがる

「どじらんかおしてけつかりゃあがる。」

「ど知らん顔して、けつかりゃあがる。」

(平気で見て見ぬ振りをする。)

遠州弁が汚いと言われる典型的な言葉使い。
ニュアンスとしては「知らん顔」よりもふてぶてしい感が増すものとなり、かなりそれにムカついてるものとなる。

 例文

「ほんとあいつ上司の癖してなんかあったっていけしゃあしゃあとどじらん顔してけつかりゃあがるもんでなんしょ頼りんならんっつってみんなから嫌われるだよお。」

  (本当に、あいつは上司の癖に何かあっても平気で見て見ぬ振りするから、頼りにならなくて皆から嫌われてる。)

「まあそういわすとを、ちったあいいとこもあるだで、はぶせにしんと、仲良くしんとかんらあ。」

  (まあまあそんな事言わないで、少しは好い所もあるんだから、仲間はずれにしないで、仲良くしないとまずいでしょ。)

「おんしゃそんなこんぬかすがなあ、どこんいいとこあるだ。いってみい。」

  (君はそういうけど、好い所があるなら教えて欲しいよ。)

何度も言うべきであるが、決して喧嘩腰に言ってる訳ではない。普段使いの野郎言葉である。女性言葉ならちったあ柔らかくなるかも。

「あの人、偉いだにすぐどじらん顔するもんでほんと厭だやあ。だで嫌われるだよ。」

「ほいでもちったあ好いこともあるらあ。はぶせはようないにい。」

「そんならあんたええとこあるなら教えてよ。」

ん~たいして変わらんか。

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