忍者ブログ

遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

なあんにも

何もと言う意味。「な~んにも」と「なあんにも」とあるが普段はほぼ同じだが、たまに使い方が異なる場合がある。

「な~んにも」は、全くとか綺麗さっぱりとか全然といったニュアンスが含まれ、気持ちいいくらいとか見事なくらいという感じでいう時が多い。アクセントが強調される位置は「な」

「なあんにも」は、呆れ返るとか呆然とかもう知らんみたいなニュアンスが含まれ、虚しいとか残念にもとかの感情が含まれる時がある。アクセントが強調される位置は「あ」で「な」は弱く言う。

「はあな~んにも残っとりゃせん。」(もう綺麗さっぱり残ってない。)

「はあなあんにも残っとりゃせん。」(もう何もかも残ってない。)この場合の「はあ」にはため息のハアも掛けられている。

「な~んも」・「なあんも」と「に」を省略していう事も多い。より略して「なあも」・「なんも」という関西風な言い方もする。

PR

コメント

プロフィール

HN:
はちまん
性別:
非公開

P R

フリーエリア

忍者カウンター