遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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辞書を引くと、「ばれる」発覚する・掛かった針から魚が逃げる・気づかれるとかいう意味となっている。
遠州弁というかうちの集落ではそれ以外にも束にしておいたものが「解ける(ほどける)」とかバラバラになるような事を指す。ま、つまり「ばらける」という意味で使われることがあるということ。
「ばらす」という表現が「壊す・外す」に対しての「ばれる」は「壊れる・外れる」ということで、例えば「紐をばらす」(紐をほどく)・「紐がばれる」(紐が外れる)みたいな。
別に方言でもなんでもないだろうと思っていたけど確信はないがどうもそうじゃないみたいな気がしてきたので記載。
イントネーションは共通語での意味使いの場合「ばれる」と「ば」強くなるのだが
遠州弁的使い方の場合には「ばれる」と「れ」を強く言う。使いどころについては「ばらける」を「ばれる」に言い換えれば済むのであるが。
例文
「あれやあ。散らばらんよう紐結んで束にしてただに、ばれただかしらんがくっちゃんくっちゃんじゃん。」
(なんだよ。散らからないように紐で結んで束にしておいたのに、外れたのかしらないが散らかってるじゃないか。)
「ばれたじゃなくてばらいただらあ。シゲさの奴がちびっと使うっつって持ってったの見たでシゲさ ばらいてっただらあ。」
(外れたんじゃなくて外したんだろ。シゲが少し使うからって持っていったの見たからばらしたとしたらシゲだろうな。)
「あんの野郎元戻すっちゅう言葉知らんだか?」
(あいつは元に戻すという言葉を知らないのか。)
「みたいだの。」
(みたいだね。)
「もしそうだったら後で説経だあ。」